歩く地蔵の軟派譚

30過ぎた打診ができない男の手記です。有益ではない。

そして初即へ

12地蔵3声2オープン1即

 

まずは褒めてください。ナンパを始めて、初の即を決めました。

 

 

19:30

東口の駐車場に車を停める。

今日は宿をとっていないので西口に駐車しようとしたが全滅。道路も混んでいて車が進まない。いつになく苛立った。頼むからモチベと時間を奪わないでくれ。

 

先週のからスクリプトを一新した。参考にしたのは中年フ〇〇〇ーさんのnote。とにかく情報量が多くて立ち回りに落とし込むのが難しい。実践できる自信はなかった。

 

東口~西口デッキを歩く。人がたくさんいる。地蔵する。

アーケードに移動する。ひとしきり歩いたころにカノープスさん、モグロさんと合流する。

カノープスさんと合流するときの感じが好きだ。後ろから音もなく近寄り、声をかけてくる。だいたい自分はその前に見つけてるので、平然と挨拶をする。

その感じが街に溶け込みながら合流しているようでたまらなく好き。

そしてさらに横に目をやると、モグロさんもそばにいた。この感じもめちゃめちゃ好き笑

音もなく合流し、案件を見つけたら音もなくテイクオフ。これが中二病心をくすぐられる。

 

小一時間ほど一緒にコンビ声掛けしたり指名したりした。

自分が出会った牛タンクラスタ全員にいえる事だけど、みんな優しくて励ましてくれたり一緒にあれこれ考えてくれるのが本当にありがたい。そして、それでも地蔵してしまう自分が本当に恥ずかしい。

カノープスさんは案件見つけて秒で向かっていけるのがうらやましいし、モグロさんはコンビで自分が全然喋れなくてもガンガン話できるのがうらやましい。

 

合流したりソロになったりを繰り返して歩き回る。

今日の自分は

・髪セットがうまくいってない

・オープン率が高い

・序盤はゆっくり話せるが中盤以降は早口になってる

・塩対応されたときに特に早口になる

・地蔵した時間でスクリプト飛んだ

・お金があんまり入っていない

そんなことを考えながら歩いていた。

 

終電の時間に近くなったころ、モグロさんと二人で歩いていた。案件を見つける。数は2、それぞれ逆方向に歩いている。

た「俺あっちいきます」

モ「では私はあちらを」

こんな感じでばらける。これはお互い失敗。自分に関しては追いかけるも自信がなくて距離を詰められず、ほかの誰か知らんナンパ師に案件を取られた。

お互い戻ってきた時にこれを報告するときがまじでみじめである。失敗と言ったけどそれ以下だし。

 

ラス前あたりで折り返して、また歩く。

左側の路地からアーケードに入ってきたソロ子が目に留まる。様子を見ていると、近くを歩いていた男の子がいきなり声をかけた。

ソロ子はめちゃめちゃびっくりしていて、そこから明らかに距離をとって歩きだしたのが分かった。

 

た「ちょっと今の声掛けどうだったか聞いてきます」

モ「お、おぉw了解です」

 

ちょっと追い越し、声をかける。

反応もらえず、少しだけ声を張ってもう一度。

 

「ちょっとお聞きしたいんですけど、今のナンパでしたよね?何が悪かったですか?」

『え?あぁ、なんかいきなりすごい勢いで声掛けられて怖くて』

「なんていわれたんですか?」

『飲み行きませんか、って』

「いきなりそれ??それは変質者ですね、怖かったですね」

ノウハウってまじで大事だと思った。

 

オープンしたし噛みそうだったので自己開示は飛ばした。

「帰宅するところですか?」

『はい、電車で帰るんです』

「時間的にそうですよね。そんな中ほんとに申し訳ないんですが…今日まで使えるクーポン持ってて。…今から何言いだすか分かります?」

『??』

「一緒に飲み行ってください」

『えwでも時間ないので、すみません』

いつもはここで心が折れるけど、塩じゃないのでもうちょっと粘ってみる。

 

「おうちが遠すぎる所じゃなければ全然問題ないです、俺車なんで送れますし」

『それ私だけ飲むってことですかw』

「運転しないとなんで。朝に送る感じでもいいですけど」

『えー、うーん』

このあたりから初めて香る即の匂いがしたので、ちょっとアスペのギヤを上げてみる。

 

「もちろん嫌がること言うつもりないです、日付変わる前に店入らないといけないんでダメなら他の人探さないとですし、てかこんなペースで歩いて電車間に合いますか!?w」

『ギリギリだけど間に合いますw』

「分かりました、ちゃんと送るので付き合ってください。そんな遠くないとこですよね住んでるの?」

『2駅くらいです』

「オッケーです全然電車になります」

『でも私だけ飲むのはちょっと』

「んじゃ俺んちで飲みましょう、シャンパン冷えてますよ」

『家どこなんですか?』

「○○です」

『そうですか、どうしようかな』

ここで反応薄くて気づかなかったけど、のちにクソ近所だったことがわかる

 

「全然寝てっていいんで。あ、でも朝は起こしてほしいです」

『うちの親厳しくて』

「一緒に頭下げに行きます、一回怒られていいなと思った人と飲めるなら全然いいです」

『それはやめてくださいw』

そうこう言ってるうちに家パレ搬する流れになってた。

 

で、コンビニよって酒買う→パレ搬→即。厳密には翌日即

 

当日はリーセグダ9割くらい流した状態で眠→朝即。無臭だった。

即+車で20分離れた家へ車でパレ搬同時に経験できたのはでかい。

会話ガバガバだし完全にアスペのごり押し+運で手に入れた即だった。

悪い人には見えないように努めた。

ノウハウガン無視のキッズたちに謝りたい。そして同時に感謝を。

 

 

 

食いつき要因

・家が近かった(運)←パレ搬決定打?

・並行トーク時いい人そうだと思った

・コンビニの会計時、愛想よかったのが好印象

・部屋綺麗

・女子力たかい

 

経費

・駐車場 400円

・自分の食費 500円

・酒つまみ他 4000円

計4900円

 

今回は運要素が強いと感じたため、次からは

・忘れないトークスクリプト

・動的オープナーも意識、少し大げさに

・即までの導線をパターン化する

・車搬送のもっともらしい理由づけ

・パレ搬即の場合、翌日早めに送る

この辺も考えていく。あとはやっぱり声掛け数が大事すぎる。

 

 

まずはやっとつかめた即を喜びたい。