歩く地蔵の軟派譚

30過ぎた打診ができない男の手記です。有益ではない。

回顧録8 バリカタのウソ・ホント

8月に入り一回目のスト。

 

資格試験のセミナーのために会社の有給取っており、夕方からin。

TLに流れてきたブリーズネイビーのレンズのサングラスが欲しくて眼鏡市場に寄る。

普段アイウェアなど着用しない自分はフレーム選びに困った。

店員さんの意見も聞きながら迷うもその日は決められず。

退店際にクーポン券をもらった。LINEのIDなどは確認できなかった。

 

S氏と合流した。

初めましてをしたのは数日前だが、彼も岩クマー氏の講習を受けており自分の兄弟子にあたる。それもあって仲良くしていただいている。

巨乳センサーがとにかく敏感で地蔵トーク中も案件見つけると疼きだしているのがすぐわかる。好みの案件にぶつかっていけるのホントかっこいい。

数回指名し合ってそれとなく別れた。

 

のんちゃま氏の講習を受けて以来、「地蔵数<声掛け数」になってきたのが本当にうれしい。大阪でガンシカ耐性が少しついたようだ。定期的な都市部遠征もわりとガチで考えてる。

 

~~ソロ行動開始~~

壁際をコース取り、なるべく頭は動かさないようにサージング。1人目は地蔵した。。。

2人目も地蔵した。

 

すれ違ってUターンしたときに案件の位置が微妙だとなかなか声かけづらい。

今回だと、

1人目→アーケードにせり出したイオンのセールワゴンすれすれ。壁としては見通しがいいので逆サイドから追い抜いても相手に補足されている(地蔵したからわからないんだけど)。

2人目→案件の後方1mもないくらいの距離にカップル。この「案件の前後すぐに誰かいる」っていう状況が自分は地蔵しやすい。

 

しばらく悶々としながら回遊する。気づいたらアーケード2往復くらいしていた。(意識がサージングに向いていないので、この時間は地蔵と考えていない)

 

はっとして気を取り直して前を見る。目ぼしいソロ案件が2人、目に入る。

①モノトーンのタイトな服装、猫目、推定B65

②猫目、ラフな白Tシャツ、推定E70かF65

7秒ルールを意識してどちらに行くか、どちらがイジる箇所が多いか考える。

 

2秒ほど考えて、結局どちらにしようかなで決めた。②のシコ子。

 

「おねえさんこんばんは。ご帰宅中ですか?」

『え?』

「ご帰宅中!?!?!?」

『いや、古着屋いこうと思って』

「ちょうどいいですね!一緒に行きましょ」

『え、ほんとに言ってます?』

「もの足りねぇって顔してますよ。てかこんな時間に店やってんのかなぁ」

 

~~並行トーク~~

・近場から地下鉄

・職場がたかすの部屋と近い(ここですこし勃起)

一方的に自己開示するより決めつけトーク+α意識してみた。

①決めつけ正解→反応が早い、えーなんで??(良反応)

②決めつけ不正解→思い当たる節がないか考えるため?間が空くので、ちなみに俺はで開示する

どっちに転んでもおいしい。

 

自分はトークが本当に下手だしあがり症なので一度であれこれ考えられない。セリフのストックも多くできないので、ネタを節約できるよう、なるべく相手の反応がもらえるような話運びに注力した。

 

 

~~古着屋退店~~

「よくあんな場所の店知ってんね。関係者?」

『実はそうなんですよねぇ~』

そうではなかったんだけど、愛嬌というかノリの良さに結構勃起していた。

「送るよ、帰りがてら飯食お」

『えーうーん、いいんですか?』

車のエンジンをかけ、エアコンがきくまで自販機で立ち話。

帰路の途中にホテルがあることを思い出し、なんとか仕上げなければと思っていた。

 

(実はアーケードで飯→アジ〇ンリゾート搬送が頭にずっとちらついていたが、自分自身余裕がなく駐車場思い出せなくてテンパるし、弾丸即のイメージが全くできておらずこの流れになりました。和みの塩梅が把握できない)

 

一週間ほど前から彼氏と音信不通、遠距離、明日休みetc…

舞台が整いすぎている感じがして逆に怖かった。

 

「いこかぁ」

『お願いします』

「当たり前のことちゃんと言える人好きよ、親御さんに感謝やね」

『ありがとうございます、自分でも気を付けてるんですよね』

こんな感じで何かにつけて褒めまくってみた。声、ネイル、髪、服、友人、彼氏…自分に入った情報のすべてをポジティブな言葉に変換した。

 

でも何だろう、食いつきが感じられない…!

確かに愛想いいんだけど、ぜんぜん雌の顔になっていない。

 

~~飯屋~~

二人してクソ腹減っており適当に利久in。

席につき、いったん車に戻るふりをしてTwitterへ投稿。

自分はセックスをしたい。でも全くそこに近づいてる感じがしなかったので助けを乞うた。

 

ここでメンターのK氏よりLINEが飛んでくる。

【エモい夏】【手つなぎ打診】【もうちょっと一緒にいよ】

【軽いノリ・チャラさ】【責任は被る】

ふむふむ。百回くらい高速で瞬きして網膜にスマホの画面を焼き付けた。

 

地蔵癖が治ってきたとはいえ、まだまだシコい案件やタイプの女性には攻めきれてない。ここはぜひ決めたいところだった。たぶん、今日を逃したら今世でこの子と会えない。そんな予感がビンビンしてた。大体悪い予感って当たるから何とかしなきゃってなってた。

 

~~ドライブ~~

過去の恋愛遍歴や性事情など、掘っても掘っても攻め込むところが見えてこない。

ネイルみせてと言っても頑なに人差し指しか出してこないし。

ちょっとぶっこんでも変な空気になるので、面白く返そうとして結果茶化すだけのピエロになってるのが情けなかった。

 

利久⇔案件宅の距離が10だとすると、連れ込み予定のホテルは6のあたり。

ナビ壊れてるしスマホで開いてるグーグルマップはホテルを目的地にしていて大っぴらに見せられない。

土地勘はないのでとにかく遠回りを2周くらいしていた。

ホテルに連れ込むきっかけがどうしても作れない…もう詰んでるのだろうか?

 

30分ほど同じところを周回して、結局打診ができず心が折れた。

別れ際、車を停めて目を見て最後に打診する。やっぱり断られる。で解散。

ここまで来たらこっちのもんだくらいの勢いで断られる。気持ちはわかる。笑

 

打診にもコツというものがあるんだろうけど、ちょっとわからない。

どう動けばいいものか。